10年ぶりに映画化された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の最新情報を追いかけるニュースサイト。
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完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」は2020年6月27日公開予定。



ヱヴァ新劇場版:序DVD 画像比較に見る本編テレシネとPV映像の明度の違い

今日は通常のニュースの更新とは別に、先日発売されたDVDの「フィルムテレシネ」仕様について、画像を使って検証したいと思います。

皆さんはヱヴァのDVDを見て、「画質が思ったより暗くないかな?」と思いませんでしたか?
それは思い違いではなく、このDVDのフィルムテレシネという映像処理によるものなのです。
この仕様は劇場上映時の質感を出したいという庵野総監督の意向で起用されたものなのですが、それでは実際にどの程度の差があるのでしょうか。予告に使用された映像と見比べてみましょう。

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まずは太陽光が多少なりとも使用されているシーン。明度としては劇中で一番明るいと見ていいでしょう。
DVDを初めて見た際に序盤でシンジが初登場するシーンから、肌の色が濃くないかな?と思いましたが、比べてみれば差は歴然でした。言うまでも無く、左は予告編、右はテレシネ本編です。
シンジの肌が色白ではないのは、独特の不健康そうなイメージと合わないので始めから違和感を持ちました。
トウジは元々地黒な為に、ほとんどつぶれてしまっています。

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次に、夜+夕方のシーン。今作の見所であったはずの初号機の緑の蛍光色が、つぶれてそれ程目立たなく。
旧作でも印象的なシャムシエルを倒した初号機のシルエット、これもせっかくのフォルムがぼけてしまってます。
シンジの心中複雑な表情も、見えなくては勿体ない。

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続いて屋内でのシーン。全体的に暗くなってるのは言うまでもないですが、ヤシマ作戦時のコクピット内のシンジは画面の輝度の設定によっては何も見えないかもしれません。

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最後に絵になるシーンの多い綾波で〆。
逆光になっている綾波の顔がテレシネ版では表情が見えなくなってしまいました。「ギリギリ見える」というのが制作者としては理想系でしょうが、度を過ぎているように思います。また、明るいバック・暗い綾波という対比が素敵な構図のシーンの連続ですが、背景も同じく暗い為に印象に残りにくくなってしまいました。


以上で画像検証はおしまいです。「言われなければ気付かなかった」という方も、少しはわかって頂けたのではないでしょうか。
「暗くて見えなければ画面の明るさを自分で調整すればいい」という意見もちらほら見かけますが、明るくしすぎては他の映像を見る度に戻さなければいけないし、何も調整せずにベストな状態で見られるというのが、商品にするならば当たり前だと思います。

私はこのDVDを買うな!という意志でこの記事を書いたのではありません。むしろエヴァが好きすぎて、もう5周以上は見たでしょうか。このDVDは面白い!買っとけ!と素直に思います。好きだからこそ、この仕様に勿体なく思うのです。フィルムテレシネ仕様は監督の意向という事なので、同じ商品を仕様を変えて何度も出す…いわゆる「エヴァ商法」としてこの画質が採用されたと、そこまで穿った見方はしていません。本当に監督は純粋な思いで、演出として採用したのでしょう。
ただ、今後Blu-rayで「序」が出るならば、もしくは、出来れば次回作「破」でも早急な対策がとれるなら、劇場上映時の臨場感も大事ですが、何よりユーザーフレンドリーな映像で発売して欲しいと、強く強く思います。

それでは、少しでもこの思いがエヴァのファンの方に、そしてスタッフの皆様にも届きますように。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版が最高の作品になりますように。

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2008/05/02 18:32 (Fri)
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