10年ぶりに映画化された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の最新情報を追いかけるニュースサイト。
エヴァに関わったスタッフの作品、動向などもかいつまんで行ってます。
完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の公開日は2017年以降を予定。





ココでしか見られない「衝撃」 月刊ニュータイプ03年3月号

リニューアルDVDが発売される直前にリリースされた、「TEST-TYPE」と5.1chリニューアルDVDのレビュー。
摩砂雪氏へのインタビューはアマチュアで動画を編集している人には興味深くとれるアドバイスが見られる。
また、鷺巣氏や林原女史へのインタビューもあるので、未見のエヴァオタの方にはご一読頂きたい。


編集の妙で魅せる摩砂雪の手腕が光る感動の新OP映像!

6月にリリースされるリニューアル版に先駆けて3月に登場するのが、第壱話を収録した「TEST-TYPE」。このDVDのみに収録されているのが、新たに編集してつくられたOPと新作ED映像である。

OPは、「新世紀エヴァンゲリオン」という作品全体の総集編とでもいうべき編集映像だ。ほんの4分ほどのOPテーマ曲の中に、TVシリーズから劇場版へと連なる歳月を凝縮した、非常に密度の濃い映像が展開していく。TVシリーズ副監督にして、劇場版「DEATH編」の監督・摩砂雪の手腕が光る作品である。

「さすがにもとのOP自体完成し尽くされているのでオール新作というのは勝負権がないと思い、総集編的内容ならやってもいいかなと考えていたんですが、去年の12月も下旬になって、急にやってくれという注文が来たんです。それから作業を始めて、最初のバージョンを10日間くらいでつくり上げました」

歌詞カードを見ながらそれに合った場面を選び出して細かくつないでいく。カットをはめ込んでは入れ替えるといった作業が根気よく繰り返され、現在もなお日々新たにつくり込まれたバージョンが生まれている。

「TVや劇場をそのままつないでいるのではなく、デジタル編集ならではのエフェクトは多々使っています。『新OP』と周りからは言われておりますが、自分のモチベーションとしてはエヴァのOP曲に合わせた『エヴァンゲリオン』のPVをつくっている感じですかね(笑)」

編集版とあなどるなかれ。そこには君の想像をはるかに超えた驚愕の映像スペクタルが展開しているはず。刮目に値する一編だ。


・新編集OPENING
動いている映像をお見せできないのがもどかしいほどのハイ・クオリティな編集版。TVシリーズ本編のOPもカット割が印象的だったが、これはさらに繊細かつ大胆にカットをつなぎ、「エヴァ」の全体像を表現していく。リズムに合わせて映像を気持ちよく見せていくコツは、絵を音よりも数コマ早く変えていくことだとか。

・新作ENDING
EDテーマ「FLY ME TO THE MOON」にはいくつものバージョンがあるが、今回は庵野監督のアイデアで、限定版CD「ADDITION」に収録されているレイ・アスカ・ミサトの3人の意味ありげなモノローグ入りのものを使用。なぜこのバージョンなのか、そしてどんな映像なのか、詳細は明らかにされていないが、早くこの目で確かめたい。


・音楽 鷺巣詩郎

「ふしぎの海のナディア」以来、「エヴァ」「彼氏彼女の事情」と、庵野秀明監督作品を数多く手がけてきた作曲家、鷺巣詩郎。現在ロンドン在住の鷺巣は、音楽の5.1ch化の総監督的立場でリニューアル版制作に関与している。音楽のプロとしての立場から、5.1ch版制作の意義やその魅力について語ってもらった。

「すでにステレオで完成している作品を、5.1chにリニューアルするというのは画期的なことです。極端にいえば、作業工程をゼロからやり直すほどのリスクがあるわけで、それが可能になったのも、当時のスタッフがそろっていて、チャレンジしようという心意気があったからでしょう」

「エヴァ」が放送された'95年からわずか7年の間に、レコーディングはアナログからデジタルへと劇的に進歩している。技術的な変化と変わらないスタッフ陣という2つの要素が、不可能に近いリニューアル作業を可能にしたといえよう。

「当時の作業の詳細や庵野さんのリクエストをスタッフが鮮明に覚えていたんです。本来庵野さんがやりたかったことを、新しい技術によって実現させていくというのが、今回のスタッフのテーマでもありました。オリジナル版は、成熟したステレオ時代の集大成。それを素材として、5.1chの『エヴァ』ができたわけですから、20世紀と21世紀のいちばんいいものが合わさったものが今回のリニューアル版ということなんです」

しかし、自宅に5.1ch環境をもたない人も多いはず。それでも今回のリニューアル版は楽しめるのだろうか。

「それは保証します。5.1chにミックスされた音がステレオで出てくるわけですから、新たな音もすべて聞こえるはずです」


・CV 林原めぐみ

リニューアル版制作にあたって行われた追加アフレコでは、原則としてオリジナル版のCVは参加していない。だが、ひとりだけ例外がいる。作品中、最大級の人気を獲得したヒロイン・綾波レイ役の林原めぐみである。だが彼女が演じていたのはレイだけではない。ネルフの中枢ともいえるコンピュータ、MAGIや名もないオペレーター、さらにはエヴァの咆哮まで、さまざまな声で作品を彩っていたのだ。今回はMAGIの声を捕捉するためにスタジオを訪れた林原。久しぶりの「エヴァ」に参加した感想を聞いてみた。

「社会現象とまでいわれた『エヴァ』。私の中ではすっかり溶けて、それでいてどっしりとした思い出になっている作品です。今回は残念ながら(?)レイちゃんではなく、MAGIであり、女性通信員であり、後ろの後ろで聞こえている声の焼き直しです。『2~3言です』と言われ向かったスタジオで手渡された原稿には30言近くのセリフが。庵野監督は以前と変わらず(いや少し穏やかだったかな?)、『せっかくだから』と……。2~3言で呼ばれるほうがかっこいいと思うんだけどなあ。久しぶりに『セントラルドグマ』とかいう単語を口にしてちょっと興奮しました」

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2008/11/04 22:35 (Tue)
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